巡視事項について(仮公開)


(次から選択ください)
良否判定一覧1.重点的巡視事項2.一般的巡視事項3.その他の巡視事項

良否判定 なされるべき対応
要改善 事故が起こる確率が高い。法令に反する。改善結果を報告する。
要確認 (主に)法令に反するか否かを確認の上、報告。
要検討 事故の恐れがあり、物品配置や指摘事項の改善について検討を行う必要がある場合。
研究室担当者が対策について検討後、検討結果を報告する。
要注意 今後状況が悪化することのないよう注意・留意する。
要指導 教員から作業主任者相当の立場として学生に指導する。
要清掃 整理・整頓、清掃後の状況を報告。

今後の検討点(暫定的に表示)

「要検討」の判定に対し、「なされるべき対応」について
必ず報告させるために、前次長により、現在の書き方に変更されている。
しかし、巡視者にとって、使いやすい内容は何かについては、さらに、検討した方がよいかもしれない。
変更前の内容「元々の内容」も考慮しつつ設定していく必要がある。

「元々の内容(黒木コンサルタントへヒアリング時)」

事故の確率はあるにはある。
指摘したという履歴は残しておく。言ったよね?を残す。
研究室側が検討後、そのままにする場合、(確率)半分ぐらいは、結果について、あきらめてもらう。 

過去に高頻度で改善等の指示が出されている項目

点検項目(詳細) (代表的な)点検のポイント 条件 ・ 状況 判定等 改善指示 ・ 判定 の詳細
②窓ガラス周辺 地震時に衝突の危険性のあるものを窓ガラス周辺に置いていないか。 窓枠全面に物品が置いてあり、物置としての使用が著しい場合 要改善
窓が引き違い窓一段の場合 要改善
「下段:FIX(はめ殺し)+上段:引き違い」の組み合わせの場合 要改善 下段に物品が直撃しないように。
コピー用紙など。
①書棚・ロッカーなど 背の高い書棚(およそ1800mm)等は取付金物で壁や床に固定しているか。
キャスターは固定しているか。
複数の収納棚に複数の方向から囲まれているスペース 要検討 物置スペースと宣言されたら、改善必須とはしない。
ただし、学生が長時間作業したりしないように確認してもらう。
落下防止が必要な積載物が乗っている棚 要改善 転倒防止を指示
出入口付近に配置され、そこでの使用が確定しているキャビネット 要改善
背面にスペースがある、ラックで実験機器が乗っている。 要改善
複数のL字アングル棚 改善→ 最上段をL字アングルで連結
対策として、移動・廃棄を含む可能性がある場合(該当多) 要検討
窓際前に置かれている機材用のラック 要検討
棚の側面が壁に接する置き方をしていて、複数台横並びにしている場合 要改善 対策1.2台の棚を背中合わせにおいて、連結してもらう
対策2.1個は、壁に背を向ける方向に向かせて置いてもらう(T字型配置)。
その上で、連結し、さらに、背を向けた棚を床固定してほしい。
②棚の積載物 書棚等の上に重量物を置いていないか。 基本は落下防止を指示 改善→ 幅木設置等の十分な囲い、撤去、固定、を含む指示
高い位置での積載で、かつ、落下場所が作業位置に近い場合 対応→ 「置かない」ことを要求
幅木(高さ4~10cm)設置が効かない重量、サイズ、重ね積みの場合 対応→ 「置かない」ことを要求
転倒防止対策を要求された棚の上の積載物 要改善 落下防止を指示
書棚内の書籍など収納物の飛び出しのみの場合 要検討 落下防止を指示
入口付近で交通量が多い 要改善 少量、軽量に関わらず、落下防止
物品転落時に通行者・作業者に接触する可能性が大きい位置である 要改善 少量、軽量に関わらず、落下防止
多量と判断すべき範囲 補足→ 1段積み換算で置いた場合に、棚の上がほぼ一杯になる程度
軽量と判断すべき範囲 補足→ 空段ボール ~ サイズ30㎝,重量2㎏程度のサーキュレータ
落下位置が作業場や通行範囲から十分離れたスペースとみなせる場合 要検討 収容専用専門スペースとみなせる場合は、省略
横長キャビネットを最上段に載せたのみで、固定していない。 要改善 落下防止を指示
本棚・カラーボックスの類を最上段に載せている。固定をしていない。 要改善 落下防止を指示
機器収納用の棚が多数横並びしている場合の収納物飛び出し防止 要改善 上段に多数配置されている場合など特に
①配線 配線ケーブル・ガスホース類は、歩行の支障にならないか。 通路幅の半分を占めるコードの集まり、固まり 要改善
実験機器からのコードが通路にはみ出ている 要改善
ドラムのコードを巻いたままの使用 要改善
通行に使われうるスペースを横切る延長コード 要検討
通路上の中心に近い部分(床)からコード・ケーブルを取り出している 要検討
②薬品棚の収納物 薬品の容器等の破損・飛び出し防止対策を講じているか。 ラベル無しの空容器のみ収納されている場合 省略 本来はコンテナ等のケースにしまうのが良いが、現状、取扱い省略
法定外の試薬ビンを棚に置く場合は落下防止 要改善 プラスチックケース等を使用し、落下防止枠をすり抜けないように
法定試薬が試薬棚に置かれている。 要改善 施錠できる保管庫
ガラス戸のキャビネットに毒劇物等の法定試薬が収納 要改善 法定の試薬は、金属製の収納庫を使用
実験台・作業台の上 工具類や薬品類は所定の位置にあるか 机・台の上に試薬ビン放置 要改善 施錠できる保管庫・収納庫に保管・収納してください。
床にガロンビンが置かれている。 要改善 少なくともコンテナに入れ、通行スペースからは離す。
一斗缶の保存・・・指定数量の1/5以上か? 要確認 (指定数量の1/5以上の場合)
消防署に少量危険物取扱所の申請が必要。
その場合、申請済みか、の確認も必要。
一斗缶の保存・・・指定数量以上か? 要確認 (指定数量以上の場合)
危険物貯蔵所として認可された施設(建物)において保管
④ガスボンベ ガスボンベは適切に固定されているか。 O2とH2ボンベが隣同士 要改善 2mは離す
ハンドルコック・バルブコックが使用時以外で取り付けられたまま 要改善
配管チューブを差し込んだだけで、固定していない 要改善 ホースバンドでとめる
ボンベより軽い机に固定 要改善
ボンベラックの規定数を超えて使用 要改善
ボンベを床にねかせて、横倒しして使用 要改善
ボンベラック、ボンベスタンドの固定がされていない 要改善 1.十分な強度の壁面と鎖で止める。

(使用する壁が石膏ボード壁の場合)

鎖を取り付けるための金属部材を壁面に固定する際に、固定(打ち付け箇所数)が不十分とならないよう注意する。

・・・例.金属部分の幅(長さ)はボンベの径の2倍以上とし、1部材当たり3か所以上の打ち付け、施工は2段(上段・下段)以上とする。

2.ボンベスタンドを床に止める。
小型のガスボンベが未固定の場合 要検討 (アングル材で)傘立てのようなフレームを作ってフレームを固定
固定チェーンが確実に止められていない。あるいは、ゆるい。 要改善
⑤部屋の扉 2つの扉がある場合、1つを塞いでいないか。 実験室の出入口の一つを、完全に閉鎖 要改善 非常口として使用できるように通路を確保
居室・オフィスの出入口の一つを、完全に閉鎖 要確認 「これで、避難時に支障ないかどうか」
を責任者に確認した結果を報告する必要がある場合

過去に重点的巡視事項ほど高頻度ではないが、改善等の指示が出されている項目

点検項目(詳細) (代表的な)点検のポイント 条件 ・ 状況 判定等 改善指示 ・ 判定 の詳細
①出入口 部屋の出入り口付近に、物品を置いていないか。
②消防用進入口 進入口周辺に障害となるものを置いていないか。
③室内通路 室内の通路(幅80cm程度)は、確保されているか。 実験室は居室につながる場合の実験室について 通路設定を各研究室内でしっかり決めてもらう。
研究室内で通路に置かないルールを作って守ってもらう。
応用科学部門(分子)など該当。
④整理整頓 緊急時に避難しやすいよう、室内は整理整頓されているか。 スペースを本格的に使用する前の状態 要改善
③廃棄物 廃棄物は、適正に分別されているか。 要検討
②コンセント 正しく差し込まれいているか。たこ足配線にしていないか。 抜けかけのコンセント 口頭 接続するコンセントの選択を再検討。常々気を付けてもらう。
3P→2Pのプラグに変換のまま3Pコンセントへの差し込みは指摘対象か。 口頭 常々気を付けてもらう。
電源コンセントで、トラッキングが起こる恐れ。床におかれているなど。 要改善 Q. ここまで1件のみ要検討になっている場合との違いは?
1つの電源タップに接続されている電気製品の総容量が1500W以上 要改善 1500W付近であるなら要検討。
延長元と延長先、双方の電源タップ周りの製品も含めると総容量が1500W以上 要改善 1500W付近であるなら要検討。
③ガス・水道ホース 不適合品・古いものを使用していないか。
接続部は金具で固定しているか。
水がかかり漏電のおそれがある場所に延長コードのタップ・・・洗い場の下など 要改善 水野掛からない位置に移動。可能ならその場で改善。
真空ポンプ排気ホース ホースの内部にオイルミストやオイルが溜まるような置き方をしていないか。 装置に設置された真空ポンプの排気ホースが床を横断 要改善 オイルミストが溜まる可能性
排気ホースの垂れ下がった部分 要検討 オイルが溜まるおそれ
①薬品棚 薬品棚の移動・転倒防止対策を講じているか。 薬品庫の転倒防止について 要改善 防爆性のもの等、特別なものでなければ施工可。
「非構造部材等の転落防止マニュアル」 記載の改善対策でよい。
できれば、業者依頼推奨。
③実験機器 実験機器の転倒防止対策を講じているか。 実験台上の分析機器 要検討 落下防止対策を検討
実験室内の液体窒素タンクの固定について 要検討
使用の見込みがなく、室内に転がりうる位置の液体窒素タンクの固定について 要改善
ラック1台の内部上段の機器飛び出しのみの場合 要検討
工作機器の転倒防止 要改善
冷蔵庫・フリーザーの転倒防止について 要改善 スペーサがあって、固定できるフリーザの場合は要改善。
そうでない時は、「買い替える時は・・・」 の話をして要検討。
・・・・スペーサがあって、固定できるもの、または、高さが低いもの
⑥実験台・作業台 実験台・作業台等は、整理整頓されているか。 ラックに置かれたデータサーバ 要検討
⑦保護具等 必要な保護具等は、適正に管理し、使用可能な状態にあるか。 分かりづらい場所に保管しており、もっと良い配置がある場合 要改善 使用する保護具(保護メガネ等)をわかりやすい場所に保管。
作業時の注意事項を掲示。
工作機器の保護具の用意(ボール盤) 要改善
レーザー発生装置使用箇所での安全対策不足 要改善 ・保護具(遮光メガネ)の着用
・遮光カーテン等による遮光
実験スペース入り口に保護メガネを配置できる場合 要改善 保護眼鏡は室外で装着して、入室。
⑧消火器等 消火器等は、所定の位置に備えられているか。
①掲示・表示 有害物質等について有害性の掲示および表示を行っているか。
実験機器について危険性の掲示および表示を行っているか。 レーザを使用するエリアについての表示 要改善 表示灯等で注意喚起
工作機器に関する使用時の注意事項 要改善 例えば、ボール盤で 軍手を使うな まで書かなければならない。
これに満たない場合は、記載内容を検討してもらう。
その場合は要検討となる。
②火気の使用 揮発性溶剤等の取扱の際に、ドライヤー等の火気を使用していないか。
③局所排気装置 開口面積を制限する錠等が設置され、鍵が適切に管理されているか。 目視点検のみでよいか?目視ではどこを見るか? 情報→ ビニール荷ひもを20cm切り裂いて、吹き流しを作成
薄いOHPでも可
有機則0.4m/s 、特化則では 0.5m/s 以上のなびきを確認推奨
目視点検時、風量の支障となる基準は? 情報→ 風の流れを邪魔しているかどうか。
・・・手前からチャンバー内へ、チャンバー内では真上へ、
奥のほうに物を置く時
・・・すのこ等での持ち上げにより気流が妨げがなければよい
基本的には物を入れない、でよいか? 情報→ 基本的には、作業中以外では入れない。
逆に九大ルールでは、必ずドラフト内の作業をしてもらう。
作業台・実験台での作業は禁止。
30cm程度上げた際の開口面の半分近くを占める機器がドラフト内部に置かれている 要検討 ドラフト内整頓、気流確保
ドラフト内に試薬 要改善 法定試薬は施錠できる保管庫に収納
廊下の消火栓前に段ボール等の可燃物 要改善 早急に撤去
部屋にハンダコテが備えがあることが分かっている。 要検討 捕集対策を検討
机・台上でのハンダ付けの用意が認められる。 要改善 ヒュームコレクタの使用が望ましい。

過去の改善指摘頻度は低く、極端に悪い状態が見られる場合に改善等の指示が出されている項目

点検項目(詳細) (代表的な)点検のポイント 条件 ・ 状況 判定等 改善指示 ・ 判定 の詳細
①天井等 天井材(仕上げボード)、内壁に破損等の異状は見当たらないか。 設置工事の際に天井ボードを抜いて穴が開いている。 要確認 排気系の圧力損失を要確認。
①照明器具 照明器具に変形、腐食等の異状は見当たらないか。 書棚が室内照明の妨げになっている。 要検討 室内のレイアウトを検討
②安全灯 室内の懐中電灯、安全灯は使用可能な状態にあるか。
①窓ガラス 窓ガラスにひび割れ等の異常は見当たらないか。
③建具 建具に変形(たわみ)、腐食、ガタつきは見当たらないか。
④クレセント 開閉可能な窓のクレセントはかかっているか。
⑤換気扇・空調設備 換気扇・空調設備は正常に作動させているか。 換気装置の設置されていない場所に、開放型のガス給湯器 要改善 有機溶剤の場合が特に危険。
電気給湯器が望ましい。
①天吊りテレビ等 テレビ等の本体は天吊りのテレビ台等に固定されているか
②棚置きテレビ テレビの転倒・落下防止対策を講じているか。 棚・キャビネットの上のテレビ 要改善 落下防止のため固定してもらう
③テレビ台 テレビ台の移動・転倒防止対策を講じているか。キャスターは固定しているか。
④パソコン パソコン機器類の落下防止対策を講じているか。 ラック最上段のディスプレー 要改善 最上段でなければ要検討
ラックに置かれたデータサーバー 要検討
⑨騒音 騒音に対する配慮はできているか。
⑩リスクアセスメント 保有化学物質のSDSを入手しリスクアセスメントを実施しているか。 →補足 切削油のMSDSを入手も必要
④定期自主検査 局所排気装置の年1回の自主検査が行われ、記録が適切に保管されているか。
①屋内消火設備 屋内消火栓周辺に支障となる物を置いていないか。
②避難通路 避難通路上に支障となる物を置いていないか。
③防火扉 防火扉の周辺に支障となる物を置いていないか。
①内壁(内装材) 内壁にひび割れ等の異状は見当たらないか。
①外壁(外装材) 外壁にひび割れ等の異状は見当たらないか。
②空調室外機 空調室外機は傾いていないか。適切に固定されているか。

(1.~3.について)
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