平成30年3月を持ちまして退任される髙松部長、近藤次長、出嶋次長のお三方から、退任にあたってのお言葉をいただきました。
※役職名はご寄稿いただいた平成30年3月時点のものです。
私が工学研究院長在任中に、近藤先生をはじめとして多くの方のご尽力で技術部が発足し、順調に走り出したことを大変嬉しく思っています。一歩一歩着実にしくみを作り上げると同時に技術職員の皆さんが個々の技術を磨いていくことが、九大工学部の教育と研究の発展には極めて重要です。常に目標を見失わずに、皆さんが協力して技術部の発展に努められることを祈念しています。
平成28年4月に工学部内の組織として技術部が設立されてから僅か二年間で、学則にも明記された組織が出来上がることになりました。この間の関係各方面のご協力に感謝申し上げるとともに、技術職員の皆様方のご努力に心から敬意を表します。来年度から、工作機械の共有化や課金システムが新たに始まります。今後は、このような歩みを少しずつでも先に進めて、自立できる強い組織を目指してください。 そして全学の技術職員をリードする気構えを持って、九州大学の発展に持てる技術を通して貢献していただくことを期待しています。
~技術部の次のステップに向けて~
技術部が発足して間もなく2年になります。この間に、今後の技術部の運営に関する重要な課題について検討がなされ、大筋で合意に達するところまで来ました。一つは、工作機械等の共有化に関するもの。もう一つは、特定業務に対する課金制度の導入に関するものです。どちらも、今後の技術部の業務運営には欠かせないものです。ここまで検討を進められたのは、佐藤次長をはじめとして、技術部の皆さんの熱意の賜物だと思います。今後、運用に際しての細かな課題が出てくるとは思いますが、これまで越えて来たハードルに比べれば、高くはないと思います。事務部としての課題であった、規則制定も4月1日から施行される目処が立ちました。これまでは、工学部の内部的な組織という位置付けでしたが、4月からは九州大学学則の規定に基づく正式な組織となりますので、技術部の皆さんには「工学部技術部に配置換えする」という人事異動通知書、いわゆる辞令が渡されることになると思います。これらのことで、技術部の組織化が着実に次のステップに進んでいることを内外に示すことができると思います。将来的には、全学的な組織化も必要になると思いますが、その際には工学部技術部が先導的な役割を期待されることになります。ちょっと高いハードルかもしれませんが、実現できるよう、技術部の皆さんの今後の更なるご活躍を陰ながら応援させていただきます。